Aliexpreesで多い悩みが「関税」ではないでしょうか?
むしろ私、関税のことなんて知らずに中国輸入を始めたので、みなさん「関税」という言葉を使っているだけですごいなぁ〜なんて感心しています。
ということで、今までは関税に関してど素人でしたが、やはり個人輸入する場合知っておいた方が万が一の時にも安心です。
そして関税を理解することで買い物をできる幅が広がりますので、今回は「洋服」のうち綿とニット製品に絞って関税をまとめてみました。
どうぞお役立てください。
Aliexpressで洋服を購入する場合の4つのポイント
個人輸入で洋服を購入すると言っても服それぞれ金額が違うからこそどういう場合に関税がかかるのかが迷ってしまうわけですよね。
しかし押さえておくポイントは大きく分けて3つです。
細かいことについて話していくと複雑になりますので、私たちのように普通にショッピングをすることだけに注目するのであれば3つだけ覚えておけば大丈夫です。
ではその3つのポイントを見ていきましょう。
ポイント1 支払総額が16,666円以下は免税
支払総額16,666円以下は関税がなしになっています。
支払総額とは「商品代金+送料」のことを意味しています。
どうしてかというと、関税は課税対象が10,000円からだからです。
そして個人輸入の場合の課税対象額は商品代金の60%と決められているからです。
要するに計算はこうです。
16,666円 × 60% = 9,999円
すなわち10,000円未満となりますので課税の対象にはなりません。
ポイント2 場合課税対象が20万円以下場合は簡易税率対象
一般貨物または郵便小包を利用した場合で、課税価格の合計額が20万円以下の場合には、一般の関税率とは別に定められた簡易税率が適用になります。
- 個人輸入であること
- 一般貨物と郵便小包であること
- 商品合計金額が30万円以下であること
ほとんどの個人輸入の場合は上記の3つに入るので、1点2点で合計10,000円を購入したくらいであれば関税を気にする必要はありません。
ポイント3 まとめ買いしても分けてもらった場合は免税
もしAliexpress内の同じショップで10,000円の洋服を30,000円分購入したとします。
この場合、もし全て同包してもらうと課税対象額が18,000円になりますので関税がかかっtしまいます。
しかしお店が10,000円の商品それぞれバラバラにして3袋にして送ってくれる場合は関税がかかりません。なぜなら一つ当たりが16,666円未満ですので課税対象にはならないからです。
どうしてもいくつか購入して関税が不安あ場合は、購入する際にそれぞれ一つずつ決済する方がいいかもしれません。もしくは念のために時間をずらして購入したりなど、何かこちらが工夫することでトラブルになったり紛争になったりという手間が省けます。
ポイント4 関税がかかる場合もある
洋服の場合支払合計金額が16,666円の場合は免税になるわけなのですが、ウールなどの毛を使った商品については支払金額が16,666円以下でも課税対象になる場合がありますので注意が必要です。
しかしセラーの方でこれを理解してなのか、小包に違う商品名や違う金額を書いて送ってくれることもよくあります。
万が一関税がかかったとしても税関の連絡に従ってお金を払うだけですのでドキドキしなくても大丈夫です。
より詳しい関税のことについては下記の記事の方をご覧ください。
Aliexpressの洋服を購入した場合の関税計算例
では実際にどんな風に関税がかかるかを計算していきましょう!
関税計算例1 子供服・綿
関税計算1
こちらの子供服があまりに可愛いので、5枚ほど購入することにしましょう。
商品代金413円 × 5 + 送料0円 = 合計2,065円
商品支払総額16,666円以下
免税対象
個人輸入であり、課税外少額に満たないのでこちらは免税対象になります。
関税計算例2 ワンピース・綿
関税計算1
こちらの可愛いワンピースと1着購入の場合は免税になります。
ですので10着購入することにしましょう。
そして10着を同包してもらう場合として計算をしていきます。
商品代金2,233円 × 10 + 送料0円 = 合計22,330円
- 商品支払総額16,666円以上
- 個人輸入だから課税対象は60%
- 服の簡易税率10%
- 消費税8%
- 関税手数料200円〜
- 100円未満は切り捨てる
22,300円 × 60% = 課税対象額13,300円
13,300円 × 10% = 関税額1,300円
13,300 + 1,300 × 8% = 消費税1,100円
1,300 + 1,100 = 合計2,400円
2,400 +通関手数料200円 = 2,600円
(※通関手数料はこれ以外の時もあります)
関税等合計2,600円!!
こんな感じになります。
目安として考えておくといいでしょう。
関税計算例3 セーター・ウール
次はちょっとめんどくさいニット製品について計算してみましょう。
税関には以下のように記されています。
ニット製衣類等は個人的な使用に供されるギフトとして居住者に贈られたものである場合を除き、課税価格が1万円以下であっても関税等は免除されません。
(※ニット製品は一般税率適用)
税関:簡易税率
これを踏まえて計算していきましょう。
商品代金4,553円 + 送料0円 = 合計4,553円
- ニット製品は16,666円未満でも免税なし
- 個人輸入だから課税対象は60%
- ニット製品の一般税率5.3〜10%
- 消費税8%
- 関税手数料200円〜
- 100円未満は切り捨てる
4,553円 × 60% = 課税対象額2,700円
2,700円 × 10% = 関税額200円
2,700 + 200 × 8% = 消費税200円
200 + 200 = 合計400円
400 +通関手数料200円 = 600円
(※通関手数料はこれ以外の時もあります)
関税等合計600円!!
ニット製品の場合は課税対象額が10,000円以下の場合であっても対象になりますので注意が必要です。そしてニットは簡易税率ではなく一般税率になりますが、とても細かく分かれているので今回は10%としてみました。
しかし!
実はですね、Aliexpressで服を購入した場合はセラーが気を使って「ギフト」と書いてくれる場合もあります。「ニット製衣類等は個人的な使用に供されるギフトとして居住者に贈られたものである場合を除き」となっている通り、ギフトである場合は免税になるのです。
それを知ってかセラーさんが気を利かせてくれることもあります。
これはちょっとした裏技かな〜って思ってます。
まとめ
ということで、Aliexpressで16,666円支払うくらい洋服を購入することがなければ「免税」だと思っていて大丈夫です。
ではAliexpressでショッピングを楽しんでくださいね!
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